ヤモメの愛

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 耳鼻科に向かってチャリ漕いでると、同じ方向にウィンカーを出した枯葉マークの乗用車…
(あのマーク、枯葉っていうの?落ち葉?)
ン? なんか、助手席がヘン
目をこらすと、妻に先立たれたのだろう助手席に 『遺影』 がぶら下がってた (◎_◎)
 あの助手席は元気だった頃の愛妻の定位置だったのか…。
それとも、悪業三昧で散々妻を泣かせ、懺悔のドライブか…。
この世にいなくなった後も、こうして自分の写真をそばにおいてもらえる妻は幸せだと思う反面、残された夫の寂しさ、悲しさが伝わってくる。

 オット君もそんなことするかしらン

ダメだ!やっぱ…ヤダ!
あんなことして欲しくない! みっともない!
(ほら、こうしてネタにされるし)
だいたい亡くなられた奥さんだって、喜んでるだろか?
「あんたァ〜、やめてけろ〜オラを曝さねでけろォ〜〜」 って泣いてるかもしれない。

 双子の耳鼻科に行った。
「シェグレン症候群?」 と言ってマスクの下で笑った。
「…としたら大変なんですよ、食べ物がノドを通らないンです。だいじょうぶですヨ♪甲状腺もはれてないし…。外出するときは必ず飲み物を持ったほうがいいでしょうネ。」 だと

この間、口が渇いたときは 『焼酎飲んでる最中』 だったんだけどな。