枕カバーを外すンで、出勤したあとのぽちこの部屋に入った。
「汚ッね〜〜〜〜!」
なんでここまで散らかすンだろ?
寝るだけなら6畳の部屋で充分な広さだと思うワ。
1畳分のクローゼットに入りきらなくて、室内干しの物干し竿みたいのにギッチリぶら下げて
それでも足りなくてその上にワッサワッサ積んであるの。
まるで 『ムック』 いや 『オクサレさま』 だわ
入り口ンとこには床に紙袋がふたーつ並んで置いてあって
『いろは坂』 状態に蛇行した道路 (__)
暗くなって窓を閉めようと電気もつけずに窓に辿りつくまで、命がけだワ。
『室内干し竿型オクサレさま』 のキャスターに足の小指ぶっつけるわ
床に散らばった雑誌を踏んですべって転びそうになるわ
(マジで、転んだら頭蓋骨骨折は免れまい)
「このクソばか女ッ!」 と罵りつつ枕カバーを外し廊下に出ると
ふと オット君の部屋に人の気配・・・??
ぽちこだ! (そっか、出勤時間にゃまだ早い)
私の過激な罵声 (独り言) に、出づらくなっちゃったらしい
ぽちこったら、アッチ向いたまま
壁に張り付いてた
くノいち忍法 雲隠れの術 (汗)