婆落日

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 婆が電話をかけてくるのは、少し前まではお昼前後だったのに、ここ数日夕方にかかってくることが多くなった。
夕方も6時ごろだったりすると、夕飯のしたくで忙しい。
婆の話をノンビリ聞いてあげられない
というか…メンドイ (-“-;)

きのうもかかってきたのはオット君が帰宅した直後。
:「アンタぁ、なにしてるゥ〜〜?」:
「ごはんのしたく」
:「へぇ〜〜〜、ンじゃ忙しいンだね」:
ったりまえだろがッ!!
「だれもいなくて寂しいンでしょ。M原に来たいンでしょ。私に迎えに来て欲しいんでしょ。」
つい、ツッケンドンに婆の言いたいことをたたみかけてしまう
:「…うん……アンタぁ…」:

「なに?いま油つかってるから…あぶないから、電話切るよ」
油なんかつかってないけど、婆につきあっていたら夕飯のしたくが遅くなる。

「スゲッ!!でまかせェ〜〜、どの口が言わせてンだ?」 
オット君が呆れていた。

お彼岸も過ぎて、日が短くなったから余計に寂しい気持ちになるのかもしれない。
なぜか 『孤城落日』 の文字が浮かんだ (笑)