お見舞いは香典

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 携帯が鳴った! 兄からだ…
≪おいッ!オメーェ○万円入ってたゾ!≫
そっか、無事に手元に届いたんだな♪ 郵政サン、このゴタゴタノ中ありがと
「そぉおお、なんかのマチガイじゃないの」
≪すげーぞ、○万円んんんん≫

ハシタガネは要らねって言ってたくせに、なにを今さら驚いてンだい

「多かったら返してよこしてもかまわないヨ」
≪おいッ、オメー、オレに 『津波に飲まれて死んでしまえ』 って言ったべ≫
「おぉ、言った 言った…まだ生きてンのか」
≪あの電話のあと、オレァ階段からプテ落ぢで (プテ=最上級) 額を12針腕を24針…≫
「はいはい、話し半分で6針と12針…おぉタイヘンだったんだね (゚△゚;)」

≪バカァ、おだずな (ふざけンな) ホントだァ、
オメぇ、俺サ呪いかけたべ!その呪いだぁぁぁぁ。血ィダラダラ流しながら菊田センセんとこサ駆け込んだら、「おぉ♪いいヒマつぶしができだ」 って…シノゴノ≫

怪我した被災者でいっぱいじゃないのかなァ 菊田センセんとこ (ーー;)

電話を義姉に代わって
「今の話し、ホントなの?」
≪うん!そりゃもうタイヘンだったんだよ。菊田センセんとこは患者さんで溢れかえってるところを割り込んで縫ってもらって…(笑)≫
「…ゲッ (゚Д゚*)」
≪お金…ありがとね、借りとくからね♪≫

心配しなくていいよ♪ 母さんが死んでもお香典出さないンだからサ (爆)