老人からマナブ

PaintBBS0504104326.png

 きのうは、オット君と鳥見を兼ねたウォーキングをしに市原市民の森まで出かけた。
※お弁当を持たずに出かけたことが悔やまれる。

広場はキャンプを楽しむグループや家族連れでとってもにぎやかだ。
子供たちは、ほとんど水たまりに近いような川を裸足になってメダカを取る気で大盛り上がり。
ヒルにくっつかれなきゃいいが。

キャンプ場の奥へずんずん歩いてく。
そういえば、何年か前に、この先の森でサンコウチョウを見たんだっけ♪
あの美しい鳥の姿を思い出しながら、ふと前を見ると

わずかに木漏れ日がさす木の切り株に、おじいさんがひとりうつむき加減で腰かけていた。
挨拶すると、とても優しい笑顔で応えて、ファスナーを開けっぱなしのリュックを指差しながら話し始めた。

「去年までは家内とここに鳥を見にきてたんですがね…家内が亡くなったもんで…ほら…こうして見せにきたんですよ。」

リュックから、奥さんの写真らしきフレームがのぞいてる。

「あんたたちゃ、仲がいいねェ。私も家内とは54年間一度もケンカしたことはなかったですよ。これからもずーっと仲良くしなさい。」
気がつくと、オット君はとっとと先を歩いていた (^_^;)

オット君に追いつくと、
「あのまま話してたら、あのジーさん泣きそうだったから…。」 と言った。たしかに
そして
「54年間ケンカしなかった。って、奥さんが怒ってたことに気がついてなかったンじゃね ((笑))」
たしかに

「しっかし、あのジーさん…寂しそうだったな。」
「うん、やっぱサ、男が残るのはなんか…痛ましいネ。」
「うん」

早くオット君を死なせなきゃ!