ばばぁの金の使い道

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 「きょうはおばあちゃん(姑81歳)がいないから遊びに来ない?」とI原夫人から電話があった。
ン♪そーいえばI原家の畑には野菜がたくさんなってるハズだし…
どれいっちょオジャマすっかな (^_-)

大きな墓石を倒したようなガーデンテーブルにアイスコーヒーだの漬物だの裂きイカだの…
(田舎人はこーゆーメチャクチャな取り合わせは気にならないノダ)
畑で採れた新鮮なキュウリのヌカヅケはとてもウマい♪ (だが、やっぱり飲み物はお茶がいいなァ)
I原夫人は若い人(クリオネのこと)はコーヒーがスキだと思いこんでる (^^ゞ

ゴルフに出かけてるとばかり思ってたご主人も在宅していて仲間に加わった (ーー;)
世間話して小一時間ほど経った頃おばあちゃんが突然帰ってきた。
なんだか慌ててるようだ・・・おばあちゃんはわたしと挨拶をかわすと 「封筒、封筒・・・」

訊くと檀家になってるお寺さんの改築祝いを持っていかなきゃ・・・ということらしい。
ご主人(せがれ)は 「住職と檀家で今回の改築祝いは改めて 【落慶】 するときに持っていくことに決めたンだからいらないンだよ!」 と言ってもきかない。
「あたしゃお寺サンに行くのに手ぶらでなんか行かれない!!」
「お金なんかいらないッ」
「わずかだよッ」
「僅かって、いくらだいッ」
「2万円だけだよッ」  (に、2万円ッ)Σ(=’□’=)

そのやり取りのあいだ中、I原夫人はジーッと黙ってた。
「お金入れる封筒、封筒…早くだしとくれッ」
夫人は家の中から茶封筒を手にして出てきた。
おばあちゃんは、ひったくるように茶封筒を取るとフッと息を吹いて2万円を入れると足早に今来た道を戻っていった。

嫁は姑の言うままになってればとりあえず波風は立たないのだろうケド・・・ストレスはたまるゾ!
近い将来、世話になるから今のうちお布施積ンどけば読経が少しは長くなるかも・・・って魂胆かもしれないが、果たして【生き金】になるか・・・

文字通り【死に金】になるか