アヒル泥棒

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 「あれ…かわいいよネ♪」 とテレビを見ながらニヤついてるオット君。

画面には、アラビアのお姫様のカッコした 『矢田亜希子チャン』 と例のアヒル様が映ってて
アフ○ック アフ○ックと繰り返していた。
(をいをい、今度は矢田亜希子チャンかいッ!)

 「あのアヒルだよ♪かわいいジャン」 「……(あ そ)」

「ほしい!」 ハァ(-‘д-) ? 
「だってーかわいいジャン」
「アフ○ックに入らなきゃもらえないんじゃない?」 と言いながらHPを開いてみた。
『ご来店の方に差し上げます』 だって
「もらえるみたいヨ♪」 「よしッ!行ってみよー!」

代理店に着くと
「オレ、車ン中で待ってる…」 と言って、シートからずり落ちるように沈んだ。
(こーゆーヤツだよ)
「あのー、ちびダックがほしいんですけどォ (汗)」
「いらっしゃいませ〜、ご加入されてる方ですか?」
「いいえ、HPに来店したらいただける…と書いてあったものですから」
「来店っていうのは、やはりご相談とか、ご加入とか…ふつー、なにかがあってご来店されるじゃないですかァ?なんにもなしに 『ちびダック』 がほしいと言われましても…いえ、差し上げますよ、せっかくいらしてくださったんですから…延々 」
『ちびダック』 のコッチ側に保険のパンフレットを広げられた。
窓の外のオット君の様子を見ようにも、もぐってて見えない (-“-;)

「すみません、これ全部ください、一旦家に戻って検討させていただきますッ。」 って言って、素早くテーブルの端のちびダックと8枚のパンフレットを集めダッシュで逃げた。
「早くッ!」 の掛け声に驚いたオット君! あっという間にスタートさせた。

まるで 『明日に向かって撃て』 だよ (≧m≦) 

ケータイにつけて自慢げにぽちこに見せた。 「フーン」 と鼻鳴らされただけ!