人のものは

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 義母から送られてくるメールがなんだかイマイチ…変
あんなに練習したのに
やっぱりそばにだれかがついてて、わからなくなったときにすぐに助けてあげられればいいんだけど
オット君は早速義母に電話した。

「いい?今から言うことをメモしな!ネ!!いい?」 と言って、PCを見ながら、らくらくフォンのリセットの仕方を教え始めた。
「ムラサキ色の…うんうん…それが出てきたら…そ!…『次にすすむ』…そーそー…だからァ〜(怒)聞けって…まず聞きなッ…あ”〜〜…(怒)」

ツライ (-“-;)
教わる婆はもっとツラかろ
婆が、携帯片手に取り説見ながらメモをとる姿
想像しただけで胸が痛む。
これも虐待だよ。

パニクッた声がオット君の携帯からもれ聞こえてくる。

携帯片手に…で思い出した!
義母の左薬指に輝くダイヤが並んだエタニティリング
スゲッ! ハイカラじゃんって、つい義母の薬指を手に取った。
すると
「クリオネさんからもらったンだよォ〜♪」
え”ッ!? 私があげたの? なんで? なんであげたんだろ (落)

いい人ぶりたい癖があるんだワ私ィ
いらなくないものでも、ついあげちゃって後悔するんだワ

この間、銀座に行くとき
「あ”〜〜、ちょうどいいバックがねぇ!クリオネさん、なんでもいいから貸してもらえねが?」
去年、だいぶ処分しちゃったんで、なんにもない。

あった♪ 「これなら、どう?」
「ああ、いい♪おぉいいアンベだ♪」
「気に入った? なら あげるヨ」
「ホント?嬉しい♪」

「それ、オレのだけど…。」