電車の中は意外に混んでた。
あとになって、『高校入試日』 ってわかったのだが…。
すこし離れた場所では、私服の高校生らしき男子が5〜6人つり革につかまって、楽しげだ。
彼らの中のひとりが、となりの車両にいる仲間たちに気がついたようで、なにやら合図を送っていた。
そのうち、連結機部分のドアを開けてぞろぞろ出ていった。
最後のヤツはドアを閉めない。 (`´) 寒
ドアのそばの席の60代男性が、ムッとしながら閉めた。
1〜2分で、ヤツラがまたぞろぞろ戻ってきた。
そしてまた、開けっぱなし (ーー゛)
60代♂はさっきよりももっと憤りを込めた表情で力いっぱい (ヤツラに聞こえるように) ドアを閉めた。
さらに5分後
またもやヤツラは、ドアを開けっぱなしで隣の車両に向かったので
「ドアを閉めなさいッ!」 と、言ってやったが、ムダだった…。
私の隣の女性は 「ホントに、どうしようもない子たちですね。」 と、言ってくれ、周囲の乗客たちも私に、安堵まじりの苦笑をなげてよこした。
乗り換え駅で、やっとヤツラが降りてくと、明らかに車内にホッとした空気が流れた。
ほどなくして
「早くしろッ」 と70代 (後半?) のジーさんが乗りこんできた。
カレの前にはだれもいない。
すると、すぐうしろから杖が顔を出し、続いてカレの妻だろう女性がそろそろと車内に入ってきた。
隣の女性と私が席を譲ろうと、立って女性に声をかけた。
女性は 「オトーさん(席が空きましたよ)」 と言ったが、オトーさんはとっとと向うに消えていた。
そして、申し訳ないという表情で目礼しオトーさんを追いかけて消えた。
デパートのエレベーターを待っていた。
地下食品売り場から上がってきたエレベーターには、これまた70代夫婦ふたりだけが乗っていて
1階からの乗客は私を含め、10人以上乗りこもうとしていた。
まだ半数ほども乗りこんでいないのに、先客の70代オヤジは
「早く (乗れ)ッ!」 と外にむかって言った。 (゚△゚;)え?
よっぽど急いでいるのだろうか…カレの前で奥さんが 「そんなこと言ったって…」 とたしなめていたが、
4階で停車すると 「チッ!なんでこんなとこに止まるンだよッ!」
言い終らないうちに二人のカップルが乗りこんできた。
8階… 「ほら、降りッゾ!」 と、目の前の奥さんを押しながら、セッカチジジィが降りてってくれた。
やっぱり、ここでも残った乗客たちは安堵した =3
ホンットに世の中のジジィったらもぉぉぉぉぉぉぉぉ