月別アーカイブ: 2019年4月

私って…私って

汗まみれで卓球から帰ってくると、オット君が待ちかねたように窓から顔を出して

「おふくろが倒れたンだってサ!救急病院に運ばれたけど意識もなくてかなりヤバい状態らしい…今から新潟に行くぞ!」

汗まみれのまま支度を始めるが、オット君の慌てぶりは、もはやパニック状態!

「オレの礼服はどこッ?どこ捜してもないんだけどッ!」

「え?礼服 要るの?」

「要るだろッ!万一ってことあるしッ!(苛々)」

こーゆー時はテがつけられン!なんせテキはパニック中なんだから。

ときどきあるんですよ。

しかし私は数年前に義弟が亡くなった時のことを思い出して

(落ち着いて、忘れ物がないようにバッグに詰めることを考えていた…アホは無視して)

「あった!(礼服)」 ッるっせ~~!

なにが原因であんな高潔なばーちゃんから、こんなク◯なセガレばっかり生まれたンだろ?って、い~っつも思う!

老夫婦の不穏な空気をのせて夕方5時、出発

病院に着いたのは11時を回っていた。

大好きなばーちゃんは腕や鼻にチューブ、酸素吸入のマスクもつけられ大きく息をしていた。

呼び掛けているうちに、熱く息苦しいモノがこみあげてきた。

オット君は「おふくろの最期はオレが看取る」つって、簡易ベッドに泊まるそうで

弟嫁と私、嫁セガレの車でばーちゃんチに帰る。

翌日は3番目の義弟がやってきたので、『看取る』のを弟に譲ってオット君も家に帰る。

医者からは、

「このままです。歩いて帰れることはありません。話せることも意識が戻ることもありません。」

翌日も変化なし

次の日も同じ

マスクを外された。

大好きなお義母さんなのに、私の中で

(いつ死ぬンだろ?まだなのか?…早く死ねばいいのに)という考えが何度も何度もよぎる…そのたびに自分がイヤになる…そしてまた(早く死なないかな)…のくりかえし

そして 『1週間 様子をみる』 結論が出た。

このままで、回復はしないがすぐに亡くなることもなさそう

そして『終末医療ではなく 『看取る?』病院に転院することに収まった。

 

スーツケースに洗面道具や礼服を詰めたままにしとこうかな =3

 

 

 

笑顔いろいろ

きょうも卓球をたっぷり楽しんできた♪

卓球場に着くと、いつも私との対戦を嫌がる80代GGがいたので「おはようございます、どうぞ今日も私を嫌わずお願いします。」と挨拶をした。

7台の卓球台を20人ぐらいで約10分打ち合って、次々に交代するワケだけど、このGGは私が目の前にくると露骨にイヤ~~な顔をするんで、「嫌がらないで!優しく打つからッ!ね」

オワッたオンナとはいえ「優しくするから」なんて言わせるGGっていったい…と、小さな声で続けた。

カレ、耳が遠い (笑)

このシチュエーション、毎回だよ。

周りは、ヒッシの私にクスクスするし

で、私の挨拶のあとGGは困った表情で

「クリオネさん、オレ笑ってるンだけど」

えぇぇぇぇ!!Gさん、笑ってたのォ?嫌がってたンじゃないのォ?

私を嫌ってたんじゃないのォ?

「オレ…変な顔だから…。」

ええええええええ ごめんなさいッ m(__)m