電話が鳴った……老母からだ。
:「しばらくだね、なにしてたの?」:
「しばらく ってばしばらくだね。新聞読んでた。」
:「あ そ、アンタも忙しいんだね」:
(ヒマだから新聞読んでンのッ)
「で?きょうはどーしたの?」
:「やんたぐなったァ (イヤになった) 早くM原サ帰りてェ〜〜」:
(またかよッ)
で…
:「アンタ、迎えサきてけんにゃ? (くれない?)」:
「自分で来れるって言ってたジャン! あッ、そっか!80歳以上はひとりで電車に乗っちゃいけない法律ができたんだもんね…困ったね」
:「ンだからサ、迎えサきてもらいてェんだヨ」:
「ダメなの! 私は母さんと違って、働いてお金を稼いでくれる夫を放りだして実家に帰ったりできないのッ!!マジメなのねェ〜私」
:「……は…い…」:
ヲイヲイ、反省してるのか? まさかネ (笑)
「こんなことで電話してきちゃダメだよ、電話代かかりすぎるって怒られるでしょ?」
:「はいはいッ!!わかり・ま・し・たッ (怒)」: チンッ
ババの話を聞いてあげることぐらいどーってことないけど、優しく聞いてあげてると同じことをエンドレスで話す
エンドレスでも電話じゃなければいつまでも聞いてあげられるけど、電話代がかかりすぎる。と聞くと、なんだかねェ
ひかりを繋げればなァ〜〜、IP電話にしてくれたらなァ〜〜
(それはそれで、やっぱ困るか) ハァ〜