少女の鬼退治

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 幸いレイコの足は回復傾向…というか、膿の量が減ってきた。
某獣医師の迷診断で重篤ではなく、ただの褥痩(じょくそう) (寝てばかりいる老犬に多い) ということで

すみません、ご心配をおかけしました m(__)m

玄関とか、硬いところにしか寝ないんで褥痩は増える一方…。
ネットで検索して、褥痩傾向にある部位にコットンをあてがい包帯をグルグル巻きにした。
ただでさえヨタヨタなのに、よけい歩きにくそう (^_^;)

 
 ラジオを聞いていたら、
:≪ネコって、叩かれると腰抜かすンだってね…≫:

「へぇ〜〜、知ってた?」 と、オット君
「知ってたよ、ナベから煮魚を盗んだサンコ (私が拾ってきてかわいがってた♀美猫) を母さんがしゃもじでブッ叩いたら腰抜かしてヨタヨタ逃げてったもん (怒)」
サンコの仇打ちしなきゃ…って、ずーっとチャンスを狙ってたんだっけ

そしていつしか、季節は変わり
ある夏の日、母は (ゴツゴツ岩の) 川で洗濯ものをゆすいでいた (昭和30年代、岩手のド田舎)
母の背中を見たら、突然あの日のかわいそうなサンコを思い出し
討伐するには、チャンスは今しかない!!と

うしろから、鬼母を押した!
ズボッ!! 鬼は川に落ちた! ━━━(≧∀≦)ノ━━━ !!!!!
正義の使者はダッシュで家に逃げ帰った。
すぐあとからずぶぬれの鬼が追いかけてきた。 

ゲンコツのひとつも覚悟していたが、鬼はひとことのコトバも発することなく、髪を拭いてアッパッパを着替えた。
…残念ながら、そこらまでしか記憶にない (^_^;)
謝ったのかなァ? 
「サンコの仇をとったんだよ」 とは言わなかったことはタシカだけど
※川の深さは3〜40cm